教育方針

教育方針

学校教育目標:共に生きる

和光中学校の教育目標は「共に生きる教育」です。

学校は「出会い」「学び」の場です。

「新たな『自分』づくり」とも言われる思春期―。生徒は、大人への依存と自立の間を行き来しながら、自分の人生の主人公として、大人への道のりを歩み始めます。和光中学校ではその新しい自分づくりを支える力を培います。そのためには多様な「出会い」と「学び」が必要です。自分らしく生きられる社会をやがて創造してほしいからです。

学校生活の中ではたくさんの人たちに出会います。異文化や異なる価値観、未知の世界。それだけでなく、今まで自分が気づかなかった「自分」とも出会います。その一つ一つが「学び」です。

また、和光中学校の授業は、「なぜ」を問い、仲間と意見を交わし合うことを土台とし、これまでの科学や芸術などの成果を生かして、新たなものを生み出していく「学び」によって成り立っています。そこで生まれる「つながる・つなげる」力は、社会で生きることに欠かせないものです。これらの過程を和光中学校は大切にします。こうして生徒一人一人に、新しい自分づくりを支える力が培われます。

「誰もが、自分の人生の主人公として自分らしく生きていくことのできる社会」を生徒たちの手で創っていくことは簡単ではありません。しかし未来を担う生徒たちの可能性に希望を持っています。「出会い」と「学び」の積み重ねの先にある「共に生きる教育」を、和光中学校は目指します。

3つの教育目標

❶自己肯定感を育む全面発達の教育

一面的な価値観からの評価ではなく、あらゆる可能性を伸ばしながら、将来しなやかに生きていくための、様々な学びのある教育を目指します。ひとりひとりを尊重し、「自分が自分であって大丈夫」と思える、そんな「ありのままの自分」を大切にできる生徒を育てます。


❷自己表現と他者理解を大切にする教育

相手に思いを届け、言葉を交わし合うことを大切にし、自分の考えを発信していくこと。同時に、自分とは違う考え方や文化を尊重し、そうした他者を受け止め共に生きていくこと。その二つを、和光の学びの土台とします。


❸権利行使の主体を育てる教育

人生の主体者として、自分と他者の権利を大切にできる生徒を育てます。そのためには物事を科学的に検証し、話し合いで解決していく力が必要になります。世界に目を向け、誰もが自分らしく生きられる社会をどのようにつくっていくのか、授業や自治活動を通して日々学んでいきます。