親和会

和光中学校親和会

和光学園では創立以来一貫して保護者と教員の協力関係を大事にしています。そのために重要な役割を果たしているのが親和会です。公立学校で言えば「PTA」にあたります。親和会は、現代の子どもをより多面的に理解するための情報の交流や学習の場であり、子どもたちの教育条件をよくするために、保護者と教員が協力して行動する場でもあります。

具体的に学級・学年親和会と専門部会での活動があります。

親和会活動

学級親和会

親和会活動の基本は1,2カ月に1回程度開かれる学級親和会です。子どもの学習の目的やあり方、クラスや家庭での様子など、思春期・青年期の子どもをどう支えるか、どう向き合うかを積極的に話し合っています。担任教員も一方的にクラスの報告をするような形ではなく、1人の親和会員として位置づき、一人ひとりの保護者の悩みや意見を交流しあうことを会の目的としています。

毎回の議題は保護者と担任教員とで考えていきます。交流をメインとした会や学習的な内容の会など、クラスごとに計画を立てていきます。


学年親和会

成長期の子どもたちには学年特有の問題も起きます。親の関心も子どもの成長に伴って変わっていきます。保護者と学年主任で話し合ってテーマを決め、学年単位で開かれる会です。


専門部

二つの専門部は、各学級から選ばれた委員と担当教師によって部会を構成していきます。

  • 私学部:
    教育基本法にある「教育の機会均等」の理念から、保護者・本人の教育を選ぶ権利を考え、行動提起する部です。

  • 広報部:
    親和会の広報誌の発行にあたります。広報誌は、単なる情報の交換にとどまらず、会員相互が和光教育を理解し、考えあうための共通の広場です。

  • 学年委員会:
    学年主任の主催により各学級親和会の状況を交流しあう会です。

  • 役員会:
    学校全体の親和会組織を司る部です。毎年、年度当初に前年度の親和会活動の総括をもとに当年度の活動の方針を立てます。

  • サークル活動:
    親自身が学ぶ場、和光教育をより深く捉える自発的な学習活動の場としてサークル活動があります。「食を考えるサークル」「くらしと文化サークル」「思春期サークル」が活動をしています。

三者連絡協議会

生徒会、親和会、教職員の代表者で三者連絡協議会を構成しています。それぞれから活動報告や意見交流、新たなルール提案がなされます。学校活動の決まり(ルール)は必ずこの三者連絡協議会で話題にされ確認されていきます。「なぜそのルールが必要なのか」という理由をとても大切にしています。三者がそれぞれに協議をし、賛成の意思表明を受けてはじめてルール化されます。教員だけでルールを決めるということはないのです。この会は「三者で学校作りをしていく」という理念のもと、2000年度に発足しました。